SLの思い出 176 鹿児島本線 八代
6時20分ごろ鹿児島本線八代発出水行123レが発車。門デフのC6113だ。
1970.8.8 八代
春に鹿児島機関区のくらの中で見て以来2回目だ。丸みのある斜に構えた門デフをつけたC61。スマートさはないが魅力的な姿に見えた。仕業表を見ていると、出水には8時に着いて、13時に出発し熊本まで戻り、再び18時に熊本を出発し、出水に21時に着き、翌早朝出発し川内まで101レの後ろにぶら下がり、川内から客車を引いて鹿児島に8時前に戻って来るというすごいスケジュールの任務に就いていた。
ところで前回の旅行で八代の印象はニオイのきつい駅と残っていた。製紙工場の関係だと聞いた。大きな工場がD51の貨物の後ろに写っていた。今はそのようなことはないのだろう。高度経済成長期の人命より発展のひずみが、八代やその近くの水俣でも大きく被害が出ていた。
割合長い貨物列車は6時40分頃発車した961レ鹿児島着は15時前だ。
次回に続く