tomatoの蒸気機関車館

1960年代後半から 今で言う「撮り鉄」時代の撮影を思い出しています。

SLの思い出 209 C58 奈良-木津

一条通りとの踏切から北側は平城山丘陵の区間です。なだらかな地形の中を走っています。この周辺は佐保路と呼ばれ、不退寺があったりウワナベ古墳(宇和奈辺陵墓参考地)があります。平城京の北の端の方になります。古墳の横には、自衛隊の駐屯地が無い奈良県ですが、なぜか航空自衛隊の幹部候補生養成学校があります。そこには2本の給水塔?と今はなくなったと思うのですが煙突が1本ありました。昔は結構遠くから見えたものです。

1971.4.23 奈良-木津
写真からわかるように、線路と古墳の間に国道24号バイパス工事をしています。そして今は京奈和自動車道木津ICと奈良(仮称)ICのルートを巡って様々な意見があります。この地下を通す案が有力視されているのですが、いかんせん平城京跡が近くにあります。地下に眠る木簡を腐らせないのは地下水があるからだそうですが、地下トンネルで地下水の変化が起こり干上がる可能性が指摘されています。奈良は地下を掘れば遺跡、地上は眺望に配慮と制限があるので、計画はなかなか進みません。
写真は客車を牽いています。天理教の団体列車でしょうか。

1971.5.5 奈良-木津
菜の花が写っている写真は上の写真より少し北に進んだところです。
次回に続く

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