tomatoの蒸気機関車館

1960年代後半から 今で言う「撮り鉄」時代の撮影を思い出しています。

SLの思い出 208 C58 奈良-木津

関西本線の奈良駅と木津駅の間は撮影のホームグラウンドみたいな場所でした。もちろん撮影対象はSLです。1969年頃から撮影を始め1973年頃までですが、風景は大きく変わりました。ちょうど住宅需要がピークになるころ、平城山丘陵地は開発しやすく、大阪にも近いので大変盛んに造成が進められました。また、奈良市役所が旧市内の西に移されたこともあり奈良駅と木津駅間の風景は大きく変わっていきました。
区間の奈良駅側の3分の1 駅から佐保川まではほぼ昔から市街地でした。

1969.6.5 奈良-木津
写真はまだ近鉄奈良線が近鉄奈良駅と油阪駅間が地上だった時の写真です。近鉄油阪駅のホームが見えます。近鉄奈良駅は地下に潜り、近鉄新大宮駅が出来ました。奈良市役所などができて、新しい奈良の顔作りが始まりました。

1971.4.25 奈良-木津
佐保川から一条通の踏切まではなだらかな築堤で田畑が広がっていました。春はレンゲや菜の花が咲き、遠くに若草山が遠望出来ました。

1971.8.12 奈良-木津
3枚目の写真は木津に向かっています。後ろに桜の木が見えます。当時も桜がありましたが、今の佐保川沿いの桜はもっと素晴らしいです。
ぼちぼち桜井線や奈良線の無煙化が近づいてきました。     次回に続く

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