tomatoの蒸気機関車館

1960年代後半から 今で言う「撮り鉄」時代の撮影を思い出しています。

SLの思い出 22 参宮線 C57

ずいぶん間が空いてしまいました。大変な暑さです。各地で走るSL列車の撮影に出向くこともままならないので、古くに写したフィルムから。
奈良周辺から加太の築堤を走るD51の撮影に何度か出かけました。そこへは奈良からは乗り換えなしに行けます。しかし、乗り換えて行かなければならないところは、当時の私にとっては遠出の「旅行」になりました。
初めての遠出旅行は1969年8月13日参宮線でのC57の撮影でした。どのようなルートで行ったのかは忘れてしまいました。多分近鉄で伊勢市へ、その後国鉄で鳥羽まで行ったと思います。
撮影地は鳥羽商船高等専門学校前の学校の桟橋だったように思います。もう少し今の(臨)池の浦シーサイド駅方面まで行けば、しっかり海を入れたシーサイドの写真になったのですが、真夏の炎天下、ここまで行くのが精一杯でした。逆光のためアングルも悪く、おまけに電柱とかぶるお粗末さです。

鳥羽→松下

松下→鳥羽
写真でも分かるように、国鉄線のより海側には近鉄鳥羽線の開業(1970年)を控え、線路を敷く工事が見えます。

鳥羽駅
集煙装置や重油タンクを背負ったいかつい姿は、シーサイドを走るには似合いません。不細工云々を言うのは撮影者のエゴ。機関士にとり安全かつ正確に運転するためには必要な物だったのでしょう。


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